退職代行を使用して

先月、退職代行を利用して職場へ退職連絡をしてもらった。

 

こと自体はあっさりと進んで、担当者からはメールで

・退職の意向を職場へ伝えたこと

・退職の話を受けた人事からのメッセージ

この二点だけが書かれていた。

人事からのメッセージでは、退職後の対応について一度電話をさせて欲しいと書かれていた。

 

あとは退職届と退職時に病院に付属する要望書を書いて送ってくださいとのことだった。

 

 退職依頼をする前は高揚感があった。辛い仕事をやめるためにあらかじめ退職代行を使う前に退寮し、次の職場まで繋ぎのアルバイトも確保した。家に関してはなんとかならなかったが、ホームレスになること自体も大丈夫だと思っていた。

 正直、退職代行の日が近づくにつれて不安が増していた。

 退職後に色々問題はあった。

・急な退職だったために新しい家を用意できなかったためしばらくは車で生活をしなくてな らなくなること

・一年経たずに辞めてしまうことで自分の経歴に傷がついてしまうこと

・職場に多大な迷惑をかけてしまうこと。

 

そして、退職代行当日。

あっさりと何事もなくやめることができた。一度総務課から電話がかかってきた。そこでも退職の続きを進める事を伝えられること、万が一保険料の支払いが最後の給料の支払い出た依頼場合は請求がいくことを伝えられた。

 

また、自分が使った退職代行は労働組合を有していないため金銭的な交渉に関しては全く応じることができないため次に退職代行を使用するならば業者はもっと選んで利用した方がいい。なんなら、希望の退職部に辞められなかったと言って返金を要求してみたらどうか。その程度の口裏は合わせますよ。とのことだった。

労働組合を有している退職代行会社に関しては調べてはいたが、そこまで大ごとにはならないだろうと考えていたが、実際には退職後の金銭問題が発生した際には組合を持っている会社の方が有利にことを進められるようだった。

そちらは引き止めはしないのですねと聞くと、こちらは処理するだけなので。とのことだった。

 

拍子抜けだった。

 

その後、病院からの連絡は無くなった。代表番号からの連絡先は着信拒否にしていたので連句があったかはわからないが、先輩職員などからも一切の連絡もなかった。

その日1日は虚無感に支配されていた。手元に残ったのは一台の車と多少の家財道具のみ。

 

自分は全てを捨てて事実上のホームレスになった。

 

雇用状は有休消化中の身分なので、退職の処理が始まるのはこれからだろう。

次回は正式に退職が出来るまでの経緯について書ければと思う。